『人生で大切なことはぜんぶ家づくりが教えてくれた』プレゼント
『人生で大切なことはぜんぶ家づくりが教えてくれた』 序文より
はじめに........................
この本を手に取る方は、家づくりを考えはじめている方でしょうか。私はこの本を、結婚して子どもができて、さあこれから家のことも考えなくちゃ、という世代に読んでもらいたいと思って書きました。
家は人生の中でも一番大きな買い物ですし、ただの買い物というだけではなく、その後の人生の質を左右する大きな事業です。その家づくりが万一失敗に終わったら一大事です。逆に、家づくりが文句なく成功したら、人生、半分成功したも同然ではないでしょうか。
自分に何の落ち度がなくても、家づくりの成功にたどりつけない人もいます。それが、住宅会社の倒産です。近年、住宅メーカーが相次いで倒産しています。その結果、前払い金を支払いながら家の建設が頓挫してしまった方が、数多く出ています。このことはニュースでも報道されたので、皆さまもご存じでしょう。私も建設業界に携わるものの一人として、心を痛めていました。
そんな時、我が社の見学会に訪れた一人の方が被害者であると知りました。話を聞くと、200万円もの契約金を払ったものの、その建設会社は倒産してしまい、途方に暮れているということでした。
私は、なんと声をかけていいか分かりませんでした。普通で考えれば、200万円を失ってしまえば、数年は家づくりの計画を考えられなくなるはずだからです。
お客様の方から話しかけていただき、聞くと、どうしても家づくりを諦めきれなかったそうで、いろいろ調べぬき、50社以上の建築会社を経て当社の見学会に行き着いたとおっしやっていただきました。
話を聞いて、なんとか力になりたい! と思いました。
改めて業者とも交渉をおこない、工事価格の徹底的なコストダウンにチャレンジしました。私の目標は、すでに払っていた200万円を取り返したような気分になれるだけの価格と価値を提供したいというものでした。
そして、まず工事全体で100万円のコストダウンを成功させました。ここで培ったコストダウンのノウハウはその後のお客様にも活用して喜ばれています。
また、長期優良住宅の助成金を利用することを考えました。なぜなら、この制度はいい住宅の保証がついて100万円の補助が出るからです。
結果、工事のコストダウンと助成金で総額から200万円下げることができました。お客様にこのことを報告したときは本当に喜んでいただきました。損をすることを覚悟して臨んだお客様とのチャレンジで、私たちは一つの成長をすることができたのです。このことは、今の私たちの会社にとって、大きな財産になっています。
私は家づくりを通して、いろいろなことを学んできました。家づくりとは、人生そのもの。辛いこともあるけれど、楽しさもいっぱい。
頑張れば、頑張っただけ成果として現れる。この本を通して、皆さんにそのことが少しでも伝えることができればと思います。










